Instagram

2020年にInstagramでフォロワーを増やす方法10選

InstagramなどのSNSにおける効果測定の場合、フォロワーの数を気にされる方が多いと思います。

私が、様々な企業担当者さまとお話ししている感じ、フォロワー数をKPIとして設定されている企業は結構多いようです。

まぁ実際に、プロフィール画面にどどんと表示されますし、わかりやすいですよね。

また、フォロワーが1万人を超えると、ストーリーズ投稿にリンクを貼ってWebサイトに誘導できるようになるなど、得なことも多いです。

正直、専門的な視点から考えますと、Instagramではフォロワー数よりは、エンゲージメント数の方が重要な指数になるのですが、売上と利益の関係みたいに、まずはフォロワー数(売上)が多くならないことにはエンゲージメント数(利益)も増えないよというのもまた事実です。

そこで本日は私が、Instagramでフォロワーを増やす方法についてご紹介したいと思います。

0. Instagramには「いいね広告(ライクアド)」機能がない

前提として、現在の所、InstagramにはFacebookのような「いいね広告(ライクアド)」がサービスされておらず、公式機能を使ってフォロワーを増やすのが難しくなっています。

そこでインターネットで検索しますと、怪しげな団体(サービス)にお金を払うと、フォロワーが増えるようなものが見つかります。

しかしこれ、ほとんど実態のない幽霊フォロワーから数を稼ぐもの。

そもそもアンモラルですが、それ以上にこの方法で数を増やしても実際の購買行動に結びつかないことから、お金を出す意味がないことは皆さんご理解いただけることでしょう。

そこで、以下に地道だが有効な策を挙げていきます。

1. ストーリーズを使いこなす

「ストーリーズ」は今やInstagramの欠かせない要素となっていますが、これをうまく使いこなすことで、Instagramフォロワー増加に役立てることができます。

自分のプロフィールにも写真が並ぶ「フィード」投稿とは違って、24時間で投稿が消えてしまう仕組みから、ユーザーのカジュアルな投稿が多く、コンテンツとして素直に面白い「ストーリーズ」ですが、これは2016年8月2日から導入された機能で、おそらくアメリカで大流行していたSnapchatを模倣して考案されたのではないかと考えています。

世界で10億人を超えるInstagram利用者(日本国内は2019/6時点で3300万人)で1日に投稿されるストーリーズは5億以上と言われている上、特に日本人に「ストーリーズ」愛好者が多いという話も聞いています。

つまり、これだけ人気な機能なので、うまく使いこなすことで、Instagram上で輝くことができ、フォロワー増加にも結びつくというわけです。

ハッシュダグや位置情報を掲載する

とはいえ、何も考えずにストーリーズを投稿するだけでフォロワーが増えることは稀です。

なぜなら、それでは既存のフォロワーに投稿を見せるだけだからです。
(面白い投稿があったときに誰かインフルエンサーが紹介してくれた場合などは増えるかもしれませんが、それはまた別の要素なので)

そこで、ストーリーズ中に「ハッシュダグ」や「位置情報」を掲載することで、フォロワーではない人が検索やハッシュタグつながりでアカウントに来てくれる可能性が出ます。

例えば、渋谷のライブイベントに来ているときにハッシュタグでイベント名だったり、位置情報で渋谷の会場を一緒に配信することで、そのイベントの投稿を探していた人などが流れ込んで来る可能性が生じるわけです。

そして、このアカウント素敵だなと思ってもらえれば、フォロワーになってくれることでしょう。

ハイライト機能を活用する

「ハイライト機能」はストーリーズ導入初期にはなかった機能ですが、2018年くらいには使いこなしている人がいたように記憶しています。

この機能は、ストーリーズで発信した情報を(普通なら24時間で消えてしまうものを)アーカイブして、プロフィール閲覧者に(24時間経過後も)見せることができる機能です。

リアルタイム性が重要なストーリーズではありますが、キャンペーンの情報とか、自分たちのブランディングになるものなど、一定期間ずっと見せておきたいものもあるはずです。

そういったものをテーマごとにハイライトでまとめて、プロフィールに表示させておくことで、アカウントのファンになってくれる人、すなわちフォロワー獲得につながる可能性が高まります。

ベタな例ですが、スターバックスのハイライト機能の使い方はうまいです、どんな風にしたら良いのかという方は参考になさってください。

2. ターゲットとなる人たちが使っている(見るであろう)ハッシュタグを用いる

自分の投稿に関連するハッシュタグをつけて、同じハッシュタグをつけた投稿と繋がるのは、もはやSNSの文化。

しかも若年齢層では、このハッシュタグが検索エンジンがわかりになったりしているんだそうです。

具体的には女子高生女子大生はカフェなどのお店を調べる際に検索エンジンではなくInstagram上のハッシュタグ「#カフェ」から入って、SNS映えしそうなカフェを探します。

当然、服を買うときもそのような傾向ですよね、モデルさんのアカウントとかで良い洋服を見つけたら、その投稿につけられたハッシュタグからブランド名を推察し、ハッシュタグによって、他の洋服を見る。

あ、これ全部自分の好みかもと思えば、そのブランドへ興味を持つきっかけになりますね。

したがって、フォロワーを増やしたいということであれば、これを活用しない手はありません。

自分たちのビジネスや投稿に関連性がありつつ、多くの人たちが見るであろうハッシュタグを見つけ出し、それを投稿に生かし、流入を期待するわけです。(ハッシュタグはフィードでもストーリーズでもどちらにもつけることが可能です)

しかし、いくら人気のありそうなハッシュタグであっても、自分たちと関連性がないものを選択しても全く効果がないことには注意してください。

例えば、カフェのお店のアカウントがハッシュダグ「#帽子」をつけても、あまり意味はないということです。

それよりも「#飲み物名(コーヒやカフェオレなど)」とか「#地名(カフェのある場所)」などをつけた方が良いということになります。

人気のハッシュタグは避けて程よい投稿数のものにする

ターゲットの層にあったハッシュタグの選択が重要なことはお伝えしました。

そこでプラステクニック。先ほど例に挙げた「カフェ」に関するハッシュタグは以下のようになっています。

この検索当時ですが、ご覧の通り1799万件も投稿があるんです。

これは人気投稿であれば大勢の人にみてもらえることを意味しますが、逆説的に言いますと、投稿にかなりの「いいね」数がないと、流れ出てしまって誰の目にも留まらないということになります。

そこで、ご自身のビジネス規模に合わせて、もうちょっと細分化したハッシュタグを併用されるのが良いかと思います。

例えば、「#カフェ活」は51.8万件の投稿でしたし、表参道のカフェなら「#表参道カフェ(35.1万件)」、パンケーキが自慢のお店だったら「#東京パンケーキ(8283件)」といった具合です。

1799万件の頂点と、8283件の頂点、どちらを目指すのが難しいかという話ですね。

ハッシュタグはコメント欄に載せるというテクニックもある

なお、このハッシュタグ、投稿文章中ではなく、あえて自分自身でコメントしてコメント欄に載せるというテクニックもあります。

ハッシュタグは本文とは違う色になるために、たくさん用いるとあからさまPRな感じが出ることがあるからです。

コメント欄に記載することで、検索から入ってもらえる上に、フェード自体の文章に注目させることができます。

3. 他のSNSやネット、オフライン(店舗等)でも宣伝をする

さて、ビジネスとしてInstagramを運用されているのであれば公式サイトやTwitter、FacebookなどInstagram以外のSNS、メルマガといったデジタルマーケティングを併用しているパターンも多いのではないでしょうか。

こうした他媒体から誘導するのも王道の方法です。まだやっていない場合は、早急に、かつ継続的に誘導を図るべきです。

また、店舗を持っている企業など、顧客とオフラインで接点がある場合は、オフラインでも積極的にInstagramアカウントを宣伝すべきです。

飲食店などで席の上にPOPを置いて、フォローしてくれたらドリンク1杯無料です、とか。有効です。

4. インフルエンサーに紹介してもらう

インフルエンサーとは情報伝搬力が非常に強いネット有名人とお考えになると良いかと思います。

ここ数年、メディアでも取り上げられ、また企業によるインフルエンサー活用も進んでいますから、おそらく皆様一度は検討されたことのあるマーケティング手法ではないでしょうか。

Instagramであればフォロワーが多く、かつフォロワーとのエンゲージメントの高い人は、情報拡散力に優れ、また閲覧者を動かすことのできる貴重な存在です。

自社のターゲット層に重なるインフルエンサーに、ポジティブな形でアカウントを紹介してもらうことができれば、フォロワー獲得に繋がるのは間違いありません。

あとは、どういうインフルエンサーに紹介してもらうか、その場合に報酬をどうするかということを決めて依頼してみましょう。

例えば、主婦層にアピールしたいアカウント(時計、ダイエット、美容商品)であれば、育児奮闘漫画を描かれている方に依頼するといったケースがあります。

最近では、有力インフルエンサーを集めて、紹介してくれるサービスを行う会社がいくつかありますので、そういった企業に力を借りるのも良いですね。(当然、手数料を上乗せはされますが)

5. 投稿時間を工夫する(投稿する人が多い時間帯を避ける)

Instagramアカウントを「ビジネスアカウント」にすることで、自社アカウントを詳しく分析できる「インサイト」機能を使うことができます。

企業利用であれば、忘れずに「ビジネスアカウント」設定を行ってください。

その上で、インサイトから「オーディエンス」項目を見ると、自分のフォロワーがInstagramにログインしている時間、曜日が統計的に分かります。

そこを狙って投稿することにより、露出度を上げていくことができるわけです。

例えば上記の例ですと、午後9時のアクセスが多いとわかりますよね。

そこで午後9時に見てもらえそうな内容(これから皆さん寝るわけなので、なんとなくイメージ的に例えばコーヒーやエナジードリンクの投稿とかは違う気がしますよね)を午後9時か少し前くらいに投稿していくわけです。

6. 気になった投稿にいいね、をする

これは単純に「いいね」返しの法則を使う手法です。

自分たちのビジネスの顧客層と思われる人の投稿に対し、いいなと思ったものに「いいね」をします。

すると、いいねされた相手は誰かにいいねされたぞ、誰だ?と気になって、こっちのアカウントを見にきてくれます。

そして、自分の興味関心に値するアカウントであればフォローしてくれるだろうということを狙います。

数打てば当たるで、いろいろ「いいね」していくのはアリだと思っています。

しかし、かといって自動でクロールして「いいね」押していくようなサービスを使うのは、あまりオススメはしません。(そういうサービスがあるんです!)

Instagram運営側から見れば、短期間に大量にいろいろな投稿に「いいね」している状況は怪しいことこの上なく、最悪アカウント停止とかに繋がってしまう可能性もあるからです。

ですので、この手法を採用される場合は、できれば人力で地道にやられると良いかなと思います。

7. プロフィール欄を簡潔に書く

投稿内容ばかりに気を使って、プロフィール欄がおざなりになっている企業さん、いらっしゃいませんか?

Instagramでフォローしようという場合、普通はそのアカウントのプロフィール欄を見ますので、ここがしっかり出来ていないと、フォローする気を削いでしまうかもしれないのです。

なんか怪しいな、不気味だな、そう思われてしまっていませんか?

文章にしっかりと、これがどういうアカウントで、どういう情報を発信しているか。関連性の高いWebサイトがあればそこにリンクを貼る。

そして「1」で取り上げたようなストーリーズハイライトでアカウントのブランディングを行うこと。

これがしっかりできていることが大事です。

8. 動画を投稿してみる

TikTokなど動画共有SNSの盛り上がりなどで、SNS界にも動画の波は確実に押し寄せてきています。

動画は写真よりも短時間でたくさんの情報を伝えることができるので、企業アピールにはぴったりですし、自ずと興味を持ってもらえる可能性が上がります。

フィードであろうとストーリーズ であろうと、動画を使うことは注目を集める格好の手段です。

また、アカウントを動画だけの投稿にすることによって発見タブに表示されやすくなるというメリットもあります。

9. トレンドを押さえる

世の中、ミーハーな人は多いですから、時流に乗ることは商売上とても重要だと思います。

例えばハロウィンシーズンには、様々なジャンルのお店がカボチャを置いたり、デコレーションしたりしていますが、あれは重要だと思います。

そしてそれと同じことをデジタルでもやりましょうよ、ということですね。

前述のハロウィンであれば、ハロウィンにまつわりそうな投稿をしてハッシュタグ「#ハロウィン」で投稿することです。

盛り上がっているところにしっかりと乗ることで、見つけてもらいやすくなりますし、アカウントのイケてる感も出ます。

なお、何が流行っているの?と思った場合は、リアルタイムでしたらリアルタイムでしたらスマホ版Yahoo!ニュースの話題タブ、もうちょっとマクロな視点で見たい場合はGoogleトレンドで調べるのが良いでしょう。

10. キャンペーンで集める

さて、ここまで割と地道な方法をご紹介してきましたが、私もお客様からよく言われる「もうちょっと爆発的に増やす方法ない?」という問いへの答えも載せておきたいと思います。

合法であり、かつ効果が高い、それはキャンペーンの開催です。

詳細は別ページで紹介しようと思いますが、「フォロー&いいねキャンペーン」とか「フォロー&コメントキャンペーン」とか、フォローしてくれることを条件に、何か商品をプレゼントするという手法です。

キャンペーン運営は資金面や運用人員面で少し体力が入りますが、効果は絶大ですので、余裕があるなら是非一度試してみていただきたいです。