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Instagramでフォロワーを増やすならフォロー&いいねキャンペーンがオススメ

前回、Instagramでフォロワーを増やす方法をご紹介しました。

どれも正攻法なのですが、地道に積み上げるものが中心だったため、物足りないと思った方も多かったのではないかと思います。

そんなに世の中甘くないところもありますが、一方で皆さんの飛び道具を求めたい気持ちも理解します。

そこで今回は、合法的ながら爆発力もあって、一気にフォロワーを増やすことも可能な方法をご紹介します。

フォロー&いいねキャンペーンの例

今回ご紹介しますのはズバリ、「フォロー&いいねキャンペーン」。

賞品を出して人を集めるというのは昔からよくあるマーケティング手法で、それなりに効果が見込めるからこそオンライン・オフライン問わずあらゆるところで行われているわけですが、Instagramというプラットフォームにおいても同様に効果があることが実証されます。

事実、「フォロー&いいねキャンペーン」は企業にとって、手軽にフォロワーを増やせるプロモーション手法として認知されており、様々な企業で試行されています。

ダイナースクラブの「フォロー&いいねキャンペーン」

例えば、上のスクリーンショットは私がたまたまInstagramをみていたときに入ってきた広告、クレジットカードサービスを提供するダイナースクラブの「フォロー&いいねキャンペーン」です。

期間中にダイナースクラブのInstagramアカウントを「フォロー」した上で、投稿を「いいね」するとAmazonギフト券1万円分が当たるかもしれないというわけです。

このご時世、Amazonで買い物する人はとても多いですよね、そこで使える1万円ギフト券ですから、欲しいという人は多いはずで、試しにフォローしてみようかなという方がたくさん出てくることは容易に想像できます。

残念ながら、このプロモーションに私は関係していないため、どれくらいフォロワーが増えたか数値の情報はわからないのですが、該当投稿に開始3週間で5000いいねをついているのが拝見できましたので、最終的に5000〜8000フォロワーくらいを獲得されるのではないかなと推測します。

そして下のグラフはとあるアカウントにて「フォロー&いいねキャンペーン」実施した際のフォロワー数推移です。(ダイナースさんではありません、あしからず)

大体この手のキャンペーンでは、開始直後にドドッとフォロワーが増えまして、徐々に鈍化する傾向があります。

この図のアカウントは元々1万フォロワー以上いる優良アカウントのため、そこまで数が一気に増えてはいませんが、増え方の波は参考にしていただけるのではないかと思います。

なぜフォロー&いいねキャンペーンがオススメなのか?

さて、このキャンペーンのことを企業様に紹介しますと、なんでただのフォローキャンペーンにせず、フォロー&いいねにするのか、ということを聞かれます。

確かに、フォローだけにして賞品をプレゼントした方が、手軽さに拍車がかかり、フォロワーの数もより増える可能性が高いと思います。

しかし、フォローだけを条件にしてしまいますと、アカウントとのつながり(エンゲージメント)が生まれません

普通ビジネスではフォローしてもらう先に、見込み顧客になってもらってもらうことをイメージしているはずですが、フォローだけですと賞品欲しさのためだけにフォローしてしまう質の悪いユーザーが増えてしまい、キャンペーンが終わったらフォローを解除してしまう、すなわち見込み顧客にならない可能性が高いのです。

そこで重要なのが、この投稿に対する「いいね」をさせるという一手間をあえてかけさせることです。

ユーザーもいいねする以上、その投稿を意識して見ます。人間である以上、心の奥底から全くいいと思わない投稿にはいいねできませんから、少しでも何かしら共感できるかどうかチェックします。

ようは大なり小なり「いいね」したことに対する責任を感じるのが普通の心理なので、そこからアカウントに対してポジティブな関係性が生まれるわけです。

そしてこの関係性を構築しておくことこそが将来的にお金を落としてくれるかどうかの確率を高めてくれるのは間違いありません。

また、Instagramの仕組み上、アカウントの投稿に「いいね」が多くついている状態が続くと、運営側でこのアカウントは優良アカウントに違いないと判断されます(それはおそらく機械的な判断です)。

そうしますと、フィードや検索などで優先表示されるようになるという副次的な効果もあります。

以上のことから、単なるフォローキャンペーンではなく、フォロー&いいねキャンペーンを推奨しております。

フォロー&いいねキャンペーンでプレゼントすべき賞品は?

このキャンペーンの良いところは、あまり難しいことがいらず(大掛かりなキャンペーンシステムを汲み上げる必要がない)、気軽にスタートできるということでしょう。

まず最初に重要なのはフォローしてくれることに対するインセンティブ、すなわち賞品を決めることです。

この賞品の質こそがキャンペーンの成否に関わってきます。

簡単にいうと、物で釣る以上、その物が魅力的でないといけないということですが、あくまで自分たちのビジネスの見込み顧客層が欲しているものを適正な量でプレゼントすることが大事です。

ぶっちゃけ現金をもらえるのが多分、一番喜ばれます。

一例を挙げますと、2020年の正月に、ZOZO創業者で元社長の前澤友作さんがTwitterで現金100万円を1000人にプレゼントする企画が話題になりました。

TwitterとInstagramの差はありますけれど、実に400万件もの応募があったと言われております。(同様の企画を2019年にやったときは600万件近い応募があったそう)

しかしながらフォロワーを増やすのに普通は原資10億円も使わないですし、そもそも知名度が高く良くも悪くも注目の人だった前澤友作さんだからこそ出来た企画です。

これを真似しようというのは無謀ですし、そもそも誰も真似しようなどと思わないでしょうが、これくらいの規模でバラまくと、こういう結果だというのがわかってデジタルマーケティング関係者は勉強になった騒動だったと思います。

それを踏まえつつ、現実的な賞品と当選者数としては、上で例示したダイナースクラブのAmazonギフト券1万円分10名なんかは欲しい人も多い賞品だし、規模感も適切で良いなと思います。

ただ、このAmazonギフト券はクレジットカードビジネスの会社さんだったから適切なのであって、基本戦略としては自分たちのビジネスに関連した賞品を用意すべきだと思います。

理由としては、自分たちのビジネスにあまり関係のない人(将来的な見込み顧客にならなそうな人)まで釣れてしまうからです。

しかし仮に、自分たちがレストランの場合に、食事券をプレゼントということにすれば、そこで集まってくるのは、少なくとも自分たちの食事をしてみたい人たちですよね。

当選して、来て美味しいと思ったらまた来てくれるかもしれないですし、落選した人でも、今回は外れちゃったけど、行ってみるかということにつながりやすいです。

そういったことも想定して賞品をお決めになると良いと思います。

フォロー&いいねキャンペーンのやり方

賞品が決まったら、あとはInstagramの投稿で「フォロー&いいねでXX名様に○○をプレゼントキャンペーン(応募締め切りXX月XX日」と書いて投稿するだけです。

WEBサイトにキャンペーン詳細を伝えるようなページは、無理に作らなくても良いです。

もちろん作って、自社Webサイトにも掲出した方が、ちゃんとキャンペーンやっている感が出ますので、ユーザー側からは好感されると思いますが、必須ではないということです。

上で紹介したダイナースクラブさんの例を見てもらえば、イメージは湧くと思います。

このとき、注意して欲しいのが、「本キャンペーンはInstagramが運営・関与するものではない」という一筆は絶対に入れてください。

Instagramの規約上、絶対に必要ですので、忘れないようにお願いします。

フォロー&いいねキャンペーンにどうやって人を集めるか?

さて、このキャンペーンなんですが、開催しただけで人が集まってくるかというと、そう甘くはないです。

キャンペーンをやっていることをしっかりと宣伝しなければ、フォロワーが劇的には集まってくれません。

ではどうしたら良いかと言いますと、Facebook広告を回します。

Facebook広告はFacebookとInstagramのアプリ上に広告を出せるものですので、ここで少しお金を使って、キャンペーン詳細を記載した投稿を拡散させます。

当然、費用が多いほど、拡散され、フォロワーも増えると思いますが、やたらにお金を出すのも考えものです。

キャンペーン規模(当選者数)を考えて、適正な予算を組むようにしてください。

キャンペーン終了後にフォロワーが減らないか?

最後によく聞かれる質問があるので、お答えしておきます。

それは「キャンペーン終了後にフォロワーが減らないか?」ということですが、その答えは「減ります」です。

賞品で釣っている以上、それが得られなければフォロー解除する方は一定の確率でいらっしゃいます。

ただ流石に増えた人全員いなくなるみたいなことは考えにくいです、一定層は残ります。

ですので、それを見越したキャンペーン設計をするようにしてください。

例えば、フォロワーを5000人増やしたかったら、キャンペーン後に減ることを考慮して8000人とか10000人はキャンペーン期間で獲得しておく必要があるということです。

そして、できるだけ減らしたくないと思われた場合は、続け様にキャンペーンを展開するなど考える必要があります。

ただキャンペーンを打ちまくることは一種のカンフル剤みたいなものなので、打たないと成り立たないみたいな状況にはしない方が賢明です。

キャンペーンと並行しながら、日々の投稿により地道にフォロワー獲得することも忘れてはなりません。

当然ながら、普段からちゃんと考えて投稿しているアカウントの方が、キャンペーン終了後のフォロー解除率も低いです。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。